2003年2月23日

戻橋(常磐津)

戻橋(常磐津)

羅生門の伝説を書きかえた鬼女もので
渡辺綱は主君の命令で使いに立った帰り道
一条戻り橋にさしかかると小百合と称する
美女に逢い、道連れになる。
戻り橋を渡る時、水面を見ると物凄い鬼女の
姿が映るのでそれを覚り、何気なく女に舞を
所望し、遂に正体を見破り、綱は鬼の腕を切って
北野廻廊の屋上に堕ち、悪鬼は雲間に飛去ると
いった荒筋です。

若狭流三世家元 若狭彰さま

戻橋(常磐津) 戻橋(常磐津) 戻橋(常磐津) 戻橋(常磐津) 戻橋(常磐津)

保名 やすな(清元)

保名 やすな(清元)

保名 やすな(清元)

柏の若葉(清元)

柏の若葉(清元)

柏の若葉(清元)

梅川(清元)

梅川(清元)

若狭流三世家元 若狭彰さま

梅川(清元) 梅川(清元) 梅川(清元)

蝶の道行(義太夫)

蝶の道行(義太夫)

並木五瓶作の
「契情倭荘子(けいせいやまとそうし)」
という義太夫浄瑠璃の一節を舞踊化したもので
北畠家の家老星野勘左衛門の娘小巻と、同家中の
近藤軍次兵衛の子息助国は、互に恋仲であったが
お家騒動に巻き込まれ若殿とその許嫁の身替りに
立てられ若くして世を去った。
そして二人はあの世で結ばれて夫婦となり
比翼となって仲むつまじく道行をするというのが
大体の筋ですあります。

蝶の道行(義太夫)

申酉(清元)

申酉(清元)

赤坂の日枝神社「山王祭」を題材とした曲で
粋な芸者姿の振りがついております。
踊りとしては頗る賑やかで、楽しい踊りです。
曲も又粋で賑やかできかせ所も多く
祭りの町の情景を思いうかべ、観客を楽しい
祭り気分に誘い込みます。

若狭流三世家元 若狭彰さま

申酉(清元) 申酉(清元)

将門(常磐津)

将門(常磐津)

光圀が将門の残党を探し相馬の古御所に忍び込むと
島原の遊女「如月」に化けた滝夜叉姫が現れ、色仕掛けで
光圀を見方に引き入れようとする。

光圀に見破られた滝夜叉姫は、妖術を駆使して、光圀と闘う。

将門(常磐津) 将門(常磐津)

吉野山(清元・義太夫)

吉野山(清元・義太夫)

場面は目もさめる様な桜花満開の吉野山、ふき輪に前差した
お姫様づくりうちかけ姿の静御前に緋縮緬、襠袢の袖、
黒の着付に源氏車の刺繍の入った衣装の忠信という配合の美しさが、
さながら一幅の絵模様ですが、普通の道行ものの恋人同士でなく、
佐藤忠信という源氏の勇士が、義経を慕って吉野におもむく
静御前のお供をして守護して行く途中であり、しかも主役の忠信は、
静の持っている初音の鼓の皮に張られている狐の子の化けたもので
あるという夢幻的な構想が、舞踊としての面白味に合致しているので、
今日、歌舞伎は勿論、各流の舞踊会に屡々上演され最も人気のある
流行曲の一つとなっています。
元来この曲は「道行初音旅」といって義太夫狂言の傑作「義経千本桜」
四段目の一部に相当する舞踊劇なのであります。
「幾菊蝶初音道行」という本名題で文化五年五月江戸中村座で
初演された富本、後に清元に改調された曲で二世瀬川如皐の
補作した歌詞を、鳥羽屋里長が作曲したもの、初演の配役は静御前が
瀬川路孝、源九郎狐が中村歌右衛門でありました。
本調子の「恋と忠義は」のオキがあって「馴れぬ茂みのまがひ道」で
花道から静御前の出、義経を慕って尋ねて行くのです。
元来忠信は静を無事に送り届けなければならぬという忠義と子狐が親を
慕う心持とを見せるのが役の性根ですが、特に鼓が傍で扱われている
間は、それにひきつけられて狐の本性があらわれる振りや思入れが
随所にあります。物語の後「いつか御身も」から再び春めいた
手に返って二人が又道行の姿になって終わるのですが、現今では、
このあと早見の藤太が軍兵の花四天を従えて出て、
忠信と所作ダテになるという演出。

静御前 若狭流三世家元 若狭彰さま

吉野山(清元・義太夫)

連獅子(長唄)

連獅子(長唄)

日本舞踊の獅子ものはすべてそのヒントを
能の「石橋」に得ていることは後承知の
通りですが、元来石橋のシテは一人なのを
特殊演出にツレを従えて親子の獅子になり
曲の前半は前シテの狂言師が親子の心持ちを
出す様、振りや動作に獅子の特徴を取入れた
振附がなされて居り、「峰を仰げば」は石橋の
叙景で親獅子を持つ狂言師の振り、「巌に眠る」
から普通は仔獅子が踊ります。
獅子もの中では「鏡獅子」と共に最も派手な
出しものの一つです。

仔獅子 藤川流家元 藤川澄十郎さま

連獅子(長唄) 連獅子(長唄) 連獅子(長唄) 連獅子(長唄)

晴天の鶴(長唄)

晴天の鶴(長唄)

若狭流三世家元 若狭彰さま

晴天の鶴(長唄) 晴天の鶴(長唄)

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